性病検査は必須！金額や受ける頻度、方法｜放置するとどうなる？

風俗で働くために、健康と安全は何よりも大切です。

お客さまとの接触が多い風俗業は、特に性感染症のリスクには注意が必要。

性病は症状が現れるまで気づかないこともあるため、知らずのうちに感染を広げてしまうかもしれません。

この記事では性病の種類や症状、性病検査を受ける期間や性病検査の受け方、性病を放置した場合のリスクを詳しく紹介します。

ぜひ参考にして、あなたの身体を守りましょう。

 

 

性病検査は定期検診がマスト

風俗で安全に働くためには定期健診を受けることが大切です。

必ず受けておきたい検診項目は下記のとおりです。

• 性器クラミジア

• 咽頭クラミジア

• 性器淋菌

• 咽頭淋菌

• HIV

• 梅毒

• B型肝炎

• トリコモナス

• カンジダ

性感染症は、1回のセックスでの感染確率は30～50％ともいわれています。

誰がかかってもおかしくない病気です。

性病になったときの症状が下記になります。

性器クラミジア	性交時の痛み、不正出血、腹部の痛み、分泌物の変化
咽頭クラミジア	咽頭痛、喉の痛み、咽頭の腫れや赤み、発熱や全身倦怠感
性器淋菌	喉の痛み、肛門周辺の症状、排尿時の痛み、腹部の痛みや性器の痛み
咽頭淋菌	喉の痛み、咳や痰、咽頭の炎症や赤み、発熱
HIV	免疫力が低下による感染症の重症化、性腫瘍（がん）のリスクの増加、神経系疾患、免疫不全症候群（AIDS）
梅毒	感染部位に無痛の固いしこりや潰瘍、発熱、倦怠感、筋肉痛、リンパ節の腫れ、斑状の脱毛
B型肝炎	慢性的な疲労感、皮膚や白目が黄色くなる、消化器系の不調、足や腹部に水分が溜まる
トリコモナス	膣内と外陰部のかゆみ、性行為時に痛み、排尿時に痛みや灼熱感、
カンジダ	かゆみと刺激、性行為や排尿時の痛み、外陰部の赤みや腫れ

症状を知ることで早期発見や再発の予防になります。

性病検査を受けるべき理由

ここでは、性病検査を受けるべき理由を3つ解説します。

必要な理由は以下の3つです。

• 病気の早期発見、治療ができる

• 他人への感染を防げる

• 症状の再発を防げる

それぞれ解説します。

病気の早期発見、治療ができる

1つめは、病気の早期発見や治療を行えることです。

性病は初期段階では自覚症状が少ないか、まったくないことが多く気づいたときには病状が進んでしまっています。

早期に検査を受けることで、病気を早く発見し効果的な治療を受けれるでしょう。

また、症状も軽めでおさまるので、仕事や身体への影響も少なくすみます。

他人への感染を防げる

2つめは、他の人への感染を食い止められる点です。

無症状だからと検査をせずに仕事を続けてしまうと、知らずのうちに他人に感染させてしまうリスクがあります。

風俗で働くキャストだけが予防線を張っていても感染をゼロにすることは難しいですが、少なくともメリットは大きいでしょう。

症状の再発を防げる

3つめは、病気の再発を防げる点です。

性病は、治療後も再発することがまれにあります。

定期的な検査を行っていれば、早期に再発を発見して治療を行うことができるでしょう。

性病検査を受ける期間や頻度とは？

風俗業界で働く女性にとって、定期的な性病検査は自分自身やお客さまを守るため非常に重要です。

適切な検査の頻度は、個人の健康状態や働く環境によって異なりますが、一般的には以下の通りです。

• レギュラー出勤：1カ月に1回

• アルバイト：10日～20日出勤ごとに1回

ソープなどは月に1回の検査をルール化しているお店もあります。

また、お店によっては出勤日をカウントして、検査をおすすめしてくれるところもあります。

性病検査がいつなのか不明な場合はお店に確認すると教えてくれますよ。

性病検査を行う方法や場所、平均金額

ここでは、性病検査を行える場所や平均金額をそれぞれ紹介します。

• クリニックや病院

• 検査キット

• 保健所

では見ていきましょう。

クリニックや病院

1つめは、クリニックや病院で検査を受ける方法です。

主に、泌尿器科・皮ふ科・婦人科・産婦人科・内科・性病科などで受けられます。

保険適用の場合であれば5,000円〜10,000円前後、プラス初診料3,000〜5,000円が必要です。

仮に症状が見つかった場合も、すぐに治療ができることがメリットです。

検査キット

2つめは、郵送でやり取りする検査キットを使用する方法です。

1項目の検査代は約3,000～5,000円ほど。

自分で血液や膣内、喉の粘膜を採取して、郵送でやり取りします。

また、キット自体はドラッグストアでは取り扱っていません。

郵送の検査キットに対応しているクリニックへ問い合わせが必要です。

保健所

最後は、保健所で検査をする方法です。

検査自体は無料・匿名で検診できることが大きなメリットでしょう。

ただし、検査できる病気の種類（クラミジア、淋菌、梅毒、HIVなど）が限られています。

また、結果が出るまで数日かかることがあり検査後改めて検査結果を確認しに行く必要があります。

ほかにも、検査結果の証明書発行などができないため、お店に証明できないデメリットがあります。

性病検査はクリニックとキットどっちがいい？

クリニックと検査キットの比較は以下のとおりです。

費用	クリニック ＞ キット
精度	クリニック ≒ キット
時間	どちらも2～3日ほど

検査キットなら「迅速検査」や「スピード検査」など、追加料金を払えば1日ほどで結果がでるオプションもあります。

しかし、偽陽性・偽陰性がでやすく、費用も割高になるのでおすすめしません。

基本的にはお店の指示やルールを守った検査方法が最適です。

お店によっては割引や費用を出してくれることもあるので、チェックしておきましょう。

性病検査を受けずに放置すると……？

もし性病ぽいなと思っているのにも関わらず、放置したらどうなるのでしょうか？

さまざまなデメリットがありますが、主には下記の3つです。

• 早産や流産、不妊症の原因になる

• 卵管、卵巣、骨盤腹膜などで炎症が起こる

• 子宮頸がんの原因になる

ほかにも、梅毒は赤いできものやただれが特徴ですが、初期は自然に症状が消えてしまいます。

しかし、体の中では梅毒の病原菌が血液にのって全身に広がり体をむしばんでいる状態。

気づいたときには重度で、全身の麻痺や重い障害が出る場合もありますので、早めの検査をおすすめします。

まとめ

本記事では、性病検査の重要性と性病の種類、検診場所や方法などを紹介しました。

自分とお客さまの健康と安全を守るために定期的に性病検査をしましょう！