投稿日:2024年01月25日/更新日:2024年02月08日
今さら聞けない|個人売春や立ちんぼのリスクとは?厚生のポイントも
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個人売春は身体的、精神的、法的なリスクがある危険な行為です。
この記事では、個人売春の危険性やリスクを詳しく紹介します。
個人売春をする前に相談できる公的な相談所もあわせて紹介します。
そもそも売春とは
売春とは、対価を得る目的で性交をする行為です。
立ちんぼ、援助交際、パパ活、割り切りなど、呼び方はさまざまですがやることは同じ。
売春の歴史は深く、日本では平安時代ごろから売春が始まり、1957年(昭和32年)4月1日から売春が法的に禁止されました。
金銭がもらえるので生活が困難な人や、お小遣いがほしい女性が個人売春を行っています。
また、風俗店を通さない(中間マージンがない)ため、意図的に選択している方もいるでしょう。
個人で売春を行う4つのリスク
売春は性病、妊娠、ストーカー、脅迫、人身売買などのトラブルに巻き込まれます。
トラブルになった場合、泣き寝入りすることがほとんどです。
個人で売春を行うリスクは下記になります。
- 法律違反で逮捕されるリスク
- トラブルへ発展するリスク
- 病気に感染するリスク
- 望まぬ妊娠をするリスク
それぞれ解説します。
法律違反で逮捕されるリスク
売春行為は「売春防止法」で禁止されています。
違反した場合は3年以下の懲役または10万円以下の罰金に科されます。
また、業として行った場合は、7年以下の懲役または30万円以下の罰金になります。
金銭のやり取りはもちろん、何かしらの対象(見返り)があった場合も売春とみなされる可能性があるので注意しておきましょう。
トラブルへ発展するリスク
風俗店で働けば、スタッフが料金の管理やトラブルの対処をしてくれますが、売春は問題を取り持ってくれるスタッフや、助けてくれる人はいません。
お金をくれると言われてホテルへ行ったものの、金を払ってもらえずトラブルに発展したということは珍しい話ではありせん。
警察にも相談できず、泣き寝入りするケースがほとんどでしょう。
相手によってはストーカーになり犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
最悪の場合、人身売買で売られたり犯罪に加担させられることも考えられるでしょう。
病気に感染するリスク
男性の中には「性病だけど遊びたい」「適当な女に移してやろう」という考えの人もいるかもしれません。
売春を行う場合は性病リスクがぐんと高まります。
また、売春をして病気を感染させた場合は「傷害罪」が成立するケースもあり相手から訴えられることもあります。
望まぬ妊娠をするリスク
「ゴムあり」の条件だったとしても、売春相手が条件を守るとは限りません。
ただ中出ししたいだけ、性欲を満たすためだけで避妊具を使わない男性もいます。
子どもができても責任をとる男性は誰1人いません。
そもそも誰かわからない状態で子どもを産み育てたくはないでしょうし、中絶する費用ももちろん心身的な負担が大きすぎます。
売春はお店で働くよりもリスクが多い
個人で売春をした方が手っ取り早くて、店落ちが無い分手堅く稼げると思っている人も多いかもしれませんがそうではありません。
例えば、売春相場の「ホテル別で1万5,000円」は、風俗店のように時間が決まっている訳ではありません。
仮に、5時間拘束されても1万5,000円、1時間拘束だけでも1万5,000円は変わらないのです。
サッサと済ましてくれる相手なら良いかもしれませんが、全員がそうではないでしょう……。
また、泊りになったら場合の相場は3万円〜ですが、風俗店のほうが給料は上です。
風俗店は、目先の利益だけじゃ決して手に入れられない安全やメリットがあります。
売春リスクを知りながらも行う人は多い
売春のリスクを知りながらも、やむを得ない事情で売春をしている人が大多数だと思います。
例えば、以下の4つの問題ではないでしょうか。
- コロナ禍で収入が減った
- 家庭的な事情や経済的困窮
- 風俗も売春も同じだと思っている
- お店で働くことが苦手
それぞれ見ていきましょう。
コロナ禍で収入が減った
コロナ禍で収入が著しく減った人は多く、いまだに生活の基盤を整えられない人も多くいます。
生活の困窮になり個人売春をするケースが考えられます。
ギリギリなんとか生活できているのなら、アルバイトの掛け持ちや自宅でできる副業などを始めましょう。
また、売春をするのではなく、寮がある風俗店を探したり、出稼ぎに行ったりすることはどうでしょうか。
家庭的な事情や経済的困窮
母子家庭などでどうしても経済的に困窮し、パパ活や個人売春に手を出すケースも少なくありません。
実際に売春をするくらいなら、自分にあったコンセプトのお店に入店しておいたほうが安心です。
また、親の借金や学費の返済で今の仕事やバイトでは生活ができない人も個人売買をしているケースも考えられるでしょう。
このようなケースでは、まずNPO法人やサポートしてくれる行政サービスを調べましょう。
まずは状況を変えるための行動が何よりも大切です。
風俗も売春も同じだと思っている
風俗も売春も、やることは同じだと思っているケースもあります。
また、お店が絡むと手取りが減ることが嫌だと思っている人もいるかもしれません。
風俗は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律があります。
この法律を守りながら営業しているため、不当に逮捕されることもありません。
安心してしっかり稼ぐためにも、売春はやめるのが賢明です。
お店で働くことが苦手
数時間であったとしても、お店に拘束されるのが苦手で耐えられないと思う人も少なくはないでしょう。
また、ほかのキャストやスタッフなど、他者との関わり合いが苦手という場合もあります。
しかし、だからといって個人売春に逃げても、あなたは1人で生きているわけではないです。
どこかで他人との接点は必ずできます。
逮捕や摘発されるまえに、しっかりと生活基盤を整えるべきです。
売春をする前に公的な相談所へ
やむを得ない事情で売春をする人の多くが周りに相談する人がいない状況なのではないでしょうか。
売春をする前に公的な相談所に相談してください。
- 婦人相談所
- あなたはひとりじゃない
- 風テラス・Grow As People
専門のスタッフが親身にあなたの悩みを聞いてくれてます。
婦人相談所
婦人相談所|男女共同参画局
社会生活を営むうえで困難な問題を抱える女性からの相談を受ける公的施設です。
全国49カ所にあり、専門のケースワーカー(女性相談員)の支援を受けることができます。
まずは電話で相談してみましょう。
あなたはひとりじゃない
あなたはひとりじゃない|内閣官房 孤独・孤立対策担当室
質問に答えて約150の支援制度や窓口の中から、状況に合った支援を探せます。
対面、電話、メール、SNSなどで相談ができ、公式サイトではチャットで気軽に相談ができます。
風テラス・Grow As People
風テラスは、風俗で働く人のための、生活・法律相談サービスを行っている団体です。
また、Grow As Peopleは、キャバクラや風俗など夜の街で働く女性たちの転職をサポートしている団体になります。
風俗で働くことに抵抗がある人はもちろん、風俗をやめるときの相談までできます。
まとめ
本記事では、売春のトラブルやリスク、売春をする前に相談できる公的な相談所の紹介をしました。
売春をして、あなたが妊娠や性病になっても誰も責任を取りません。
すべてあなたが対処しなければならないのです。
生活が困難だったり、トラブルでお金が必要なときは売春をする前に公的な相談所があるので必ず相談してください。